Androidアプリを作ることに興味が湧いてきたのでAndroid Studioを使ってみました。
Androidアプリ制作初心者のために、また公式マニュアルでは先へ進めない方のために、備忘録として残しています。
自分も初めて触るしKotlin言語に関しては見たこともありません。1個1個確認しながらスマホ実機でテストするまでやりました。何かの参考になれば幸いです。
次の流れをやってみました。
Android StudioをWindows10にインストール
https://developer.android.com/studio
ここから「ANDROID STUDIOをダウンロード」をクリック。
利用規約に同意して「ダウンロードする」。自動的にこちらのOSを判別してWINDOWS用がダウンロードされた。
デスクトップにダウンロードした「android-studio-ide-192.6392135-windows.exe」を起動した。
NEXT
Choose ComponentsでAndroid Virtual Deviceにもチェックを入れてNext。画面の指示にしたがって進めていインストール完了。
途中でImport Android Studio Settings Fromの画面が出てきたときは「Do not import settings」、Data Sharingの画面がでてきたけど「Don’t Send」
Welcome画面が出てきたのでNext
Install TypeでCustomを選択してNext。
Select default JDK LocationはそのままNext
Select UI ThemeはLightのままNext
SDK Components Setupは次の2つにチェックを入れてNext
・Performance (Intel HAXM)
・Android Virtual Device
Emulator SettingsはRecommendedと書いてある初期値のままNext、次の画面でFinishで完了。
Android Studio(Version 3.6.3)が起動できた
Android studioでプロジェクトの生成
プロジェクトの生成
Start a new Android Studio projectを押して
Select a Project Templateの画面ではテンプレートを選択。こういうのiPhoneアプリを作った時も似たような画面ありましたね。
取り合えず何も型がない「Empty Activity」を選んでみました。
Confiure Your Projectの画面を入力して「Finish」
入力内容はNameはプロジェクト名。今回はCoffeeAppと入力しました。
Package nameには、最初から入ってるので「com.example.coffeeapp」としました。JAVAベースということなのでこの書き方には見覚えがあります。ここはご自身の会社やブログのドメインを入力したほうがいいですね。
Save locationは初期値のままにしました。プロジェクトの諸々のファイルが格納される場所ですね。
C:\Users\ユーザ名\AndroidStudioProjects
に配置される模様。
Languageは「Kotlin」を選択。
Minimum SDKも初期値のままにしました。これは、
バージョンが低いと色んなスマホに対応することになり、
バージョンが高いと最近出たスマホにのみ対応することになりつつ、使えるAPIも増える。
という事と理解。個人の設計思想によると思うけど出来れば古いのはサポートしないでいきたいなぁ。
これでプロジェクトが作成されます。ちなみにWindows Defenderのファイアウォールブロックされるのでアクセスを許可にしました。
初回起動とアップデート
画面右下に
・IDE and Plugin Updates
・Kotlin
この2つのアップデートをするようにアナウンスが来てました。
なので1個1個実施。updateリンクとInstallリンクをクリックして実行、再起動しました。
Android Studioのプロジェクトを削除する方法
先ほど生成したプロジェクトですが最初の設定が気になったので修正しようと思ったけどやり方がわからなかったのでプロジェクトを削除して作り直すことにしました。
ここではプロジェクトの削除方法を解説。
File>Close Projectで閉じて、
最初の画面がでてきます。左側に作成したプロジェクトが見えるので「×」で消す。プロジェクトを選択してDeleteキーでもよいそう。
さらにWindowsのusers\ユーザ名\AndroidStudioProjectsに生成されたファイル群を削除。
新たにプロジェクトを生成しなおしました。
Android Studioの画面レイアウトを確認・解説
これが初期の画面構成ですね。一通りざっと見て行きます。
画面左下
Terminal/Build/Logcat/TODO
と見える。
Terminalを押したら見慣れたターミナル画面がでてきた。java -versionと入力したらバージョンが確認できた。
Build/Logcat/TODOは今はわからない。
画面左端
Project/Resource Manager/Favorites/Build Variants/Layout Captures/ Structure
というタブが縦に並んでるのが見える。
Projectを押すとプロジェクトの構成ツリーが見える
Resource Managerを押すとリソースなので画像とかカラーとかアニメーションとかの一覧画面が出る。
他のタブはまだわからない。
Android Studioのプロジェクトの構成を確認・解説
Projectタブで出てくるツリー一覧を見てみる。
app/manifestsの下にはAndroidManifest.xmlファイルがある。ダブルクリックすれば右側にコードが出てくる。
プロジェクトのアプリの設定等に関する情報のように見える。調べたところアプリに関する重要な情報で、AndroidやGoogle Playに対して説明をするファイルとのこと。
app/java/jp.co.happiant.coffeeappの下にあるMainActivityをダブルクリックすると右側の窓にコードが出てくる。
このActivityインスタンスが起動してレイアウトが読み込まれる。
app/resは文字通りリソースファイルが格納されている。
特にapp/res/layout/activity_main.xmlは画面の見栄えを定義ファイル。ダブルクリックすれば右側にUIが出てくる。
app/Gradle Scriptsはビルドファイルがまとめられてるところ。
そもそもGradle(グレードル)というのがビルドツールであってAndroid Studioとは独立したツールのようです。
これらのツリーはWindows内に展開されたフォルダ構成と一致して無くて見やすいように表示されてる。
一番上のAndroidビューのところを、Projectビューにすると、実際のフォルダ構成と同じツリー表示になる。
いろいろ窓を出したりしちゃった場合にデフォルト表示に戻す方法
画面上部のWindowメニューからRestore Default Layoutをポイントすれば初期表示に戻る。
レイアウトエディタでレイアウトをちょっといじってみる
Projectツリーからapp/res/layout/activity_main.xmlをダブルクリックすればこのような図が表示されます。
グラフィカルに画面を構築できるのでとても便利。
(Shift+Alt+左右キーでレイアウトエディタとテキストエディタの切り替えが出来る)
・デザインエディターについて
左側がDesignでこれはプレビュー画面、右側がBlueprintでアウトライン
・Component Tree
これはいまビュー上に乗ってる部品をツリーで表示しています
・Pallete
これはレイアウトに載せられる各部品を表示しています。ここからBlueprintにドラッグしたり乗せられます。
・Hello World!と書かれている部分
これはComponent Treeを見れば、TextViewと呼ばれる部品なことがわかります。
Blueprint上でクリックしてみると↓
・Attribute
Hello Worldをクリックすると、右側にAttributeの表示がされます。ここで文字を変えたり属性を変更できます。
CoffeeAppに換えてみました。
・ツールバー
ここは色んなボタンが見えます。
①Design/Blueprintの表示切替え
②スマホアイコンのPixelのところ
③スマホの画面サイズを選択
④APIのバージョン
⑤テーマはよくわからない
⑥Default(en-us)は言語。英語のみサポートされてる様子。日本語に対応するには何かやる必要がありそう。
プロジェクトのビルド&起動、エミュレーター作成
私の場合は画面右上に「Nexus 5X API 19×86」と表示されていました。これがエミュレーターです。(エミュレーターは変更できる)
取り合えず緑色の右向き再生ボタンを押せば、自動的にプロジェクトをビルドしてエミュレータで起動してくれます。
ちゃんとCoffeeAppが出てくれましたね。エミュレーターは普通にAndroid端末の様に操作ができますよ。
エミュレーターを追加する
AVD Managerというボタンがあるので、それを押下。
画面左下の「Create Virtual Device」をクリックしていくつかあるCategoryからお目当てのデバイスを選んでいきます。
実行する前にデバイスを選択して、またビルド実行ボタンを押せば、その端末上で起動します。
AVD Managerからも起動できます。
スマホの実機にアプリを転送して動かしてみる
Android StudioのマニュアルにUSB経由でデバイスを接続して実行(再生)ボタンを押すだけ、のように書かれていたのでそのようにしたけど動かなかった(笑)
そこでここにヘルプがあるとおりに進めてみた。
https://developer.android.com/studio/run/device
まずはスマホのデバッグモードをONにするための設定。
https://developer.android.com/studio/debug/dev-options
自分のASUSはAndroid7.0だったので、
設定>端末情報>ソフトウェア情報>ビルド番号
このビルド番号を7回タップすることで「開発者向けオプション」という設定項目が出てくる。
開発者向けオプションをタップして、OFF→ONに変更。さらにUSBデバッグをOFF→ONに変更。
この状態でASUSをUSBケーブルでPCに接続。(PC側にスマホのデバイスドライバがインストールされてなければ、そのインストールを先にやること)
するとAndroid Studioの右上のデバイスの表示が切り替わる。
Android Studioが認識してないと出てこない。デバイス名のプルダウンからTroubleShoot Device Connectionsを開くとAndroid Studioが接続されているデバイスをどう認識しているかチェックができる。「Rescan devices」をクリックすれば、その都度スキャンしてくれる。
スマホをUSB接続したタイミングでスマホ側に「ファイル転送として接続しますか?」のような表示が出るが、どちらを選んでもこれは関係なかった。
たまたま自分のPCでは過去にUSB接続したことがあるおかげでデバイスドライバがインストール済になっていた様子で。USBデバッグモードでのデバイスドライバも自動的に再インストールされた形になった。
あとはASUSを選択してビルド&起動ボタンを押せばビルド後にアプリがスマホに転送されてスマホ上で起動する。アプリのアイコンもこのとおり。
なんとかAndroid StudioでAndroidアプリ開発の環境が出来ました。これからどうしようかなぁ。