今日は大学生限定のプログラミングコミュニティ「GeekSalon様」にインタビューをさせていただきました。
どんな風にプログラミングを学べるのか、どんな生徒が通っているのかお伺いしましたので、いま大学生でまさにプログラミングを学びたいと思っている方はGeekSalonを是非チェックしてみてください。
普段インタビューと言いますと直接教室に伺ってするのですが、コロナ禍のためZoomというオンラインビデオ通話にて行いました。
それではいつものように一問一答形式で、検討中の方が疑問に思うようなことを聞いてきましたのでご覧ください。
Geek Salonの運営について確認
- HPを拝見いたしました。Geek Salonはプログラミングコミュニティの名前で、運営会社は株式会社scovilleと理解すればよいでしょうか。
- はい、その通りです。
- コミュニティはいつから運営されていらっしゃいますか。
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2017年1月に1期が東京で開始。京都教室が2018年12月、福岡教室が2020年2月より運営を開始しております。のべ1800人の卒業生を輩出しています。(2020年5/1現在)
入会の流れについて教えてください
- 入会を希望したときに、どのような流れで学習に参加できるようになるか教えてください。
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GeekSalonのHPからそのまま入会してくださる方もいますが、ほとんどの生徒は基本的に毎日行っている一時間程度の説明会、または定期的に開催している体験会に参加していただいてから入会の有無を決めるという流れになります。
- ありがとうございます。入会を決めた後はどのようになりますか?
-
その場で入会を決めていただいた場合は入会フォームを記入していただきます。その後教材の配布と、Slackの質問チャンネルに招待させていただきます。
いったん帰って検討してみます、と言う方で後日入会と入金を行って頂いた場合は、その後に教材の配布とSlackへの招待をする流れになっています。
GeekSalonでの個別相談&体験会について
興味を持たれた方の最初のステップ、個別相談会と体験会について伺いました。
- 個別相談&体験会はどのようなことを行いますか?
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オフライン(教室)のですと、
個別相談会→ スライドを用いて、コースの紹介や学習方法、料金などを説明することを行います。
体験会 → 1〜2時間程度でコース別に簡単なサービスを作ります。 - ありがとうございます。1~2時間で簡単なサービスを作る、というのはどういったものを作れるのでしょうか。
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iPhoneアプリ開発ですとガチャアプリみたいなのを作りますし、WEB開発なら自己紹介サイトを作ります。ゲーム開発ではマリオ風のゲームを作ります。
- コロナの影響で本来は教室での個別相談&体験会だと思いますが、現在はオンラインでも行っているのですね。
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はい。オンラインの場合についても個別相談会はオフラインと同様に行います。Zoomを使って1対1でビデオ通話をする形です。
- オンラインでも体験会はできるのですか?
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はい。基本的にはオフラインもオンラインも同じようにやっています。
大学生限定とのことですがどのような生徒さんが入会されますか?
実際に入会された生徒はどんな目的・目標を持って参加されているのか聞いてみました。
- 生徒さんはどんな目的・目標で入会したか把握されていますか
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はい。
就活で話せるようなことを目に見えるような形で作りたいといった方や、大学生活を振り返って頑張ったと言えるようなことがなく、そういったことを一つ持ちたい方が多いですね。 - 就職を見据えて自身の強みにしたい、という方は多いかもしれませんね。
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そうですね。特に大学3年生が多く、就活を意識しだした人が入会を検討されますね。
例えばAppleStoreにアプリをリリースして就活のときにアピールできますので活用される方は多いです。AppleStoreにアプリを掲載するのは月12000円ぐらい費用がかかるのですが、GeekSalonで負担しています。
- 大学生は理系/文系、男女の割合はどのような割合ですか?
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文系4割、理系6割となっています。理系の人でも理学部でプログラミングには触れたことがない人が大半なのです。また現在は男性6:女性4で以前より女性の数が増えてきています。
- 女性4割もいるのは驚きでした。
どんな人に来てほしいですか? -
はい。Geeksalonとしてはプログラミングを通して、小さな成功体験を届けるというのを一番のモットーにしているので、そういうことを願ってる人に来てほしいです。
- IT経験/PCスキルのレベルについて教えてください
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未経験の方が8割、ある程度経験がある方が2割程度のレベル感になります。今までですとパソコンほとんど触ったことが無い人も多く参加されます。
- 卒業した方からの声・評判などありますか、あればブログに掲載したいと思います
-
はい。こちら掲載して構いません。
iPhoneアプリ開発コース
慶應義塾大学 商学部 2年 伊藤和真
Q. どんなアプリを作りましたか?
1年生の6月からGeekSalonに入会し、3ヶ月で俳句×SNSアプリを作成しました。 AppStoreにもリリースし、「俳句てふてふ」で調べたら出てきます!Q. GeekSalonはどんな存在でしたか?
GeekSalonに入会して、ITのスゴさを知ることができました。 卒業後は、起業し、資金調達をするところまで大学生ながら来ることができました。 自分の可能性を大きく広げてくれる存在としてGeekSalonには感謝しています!
プログラミングコミュニティについて
- プログラミングコミュニティということですが、講師(メンター)がいて教材があってプログラミングを学べるところと理解してよいでしょうか。
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はい、その通りです。
- 教室は東京、京都、福岡にて開校されているのですね。
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はい。
- 教室は普段は何時から何時まで利用できますか
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オフラインの場合、
平日:10:00 〜 22:00
土曜日:13:00 〜 21:00
日曜日:10:00 〜 21:00 まで利用できます。 - かなり営業時間が長いですね
-
そうですね。自分が作ってるサービス、教材の学習でエラーがでたときに、教室に行けばメンターに話を聞いて解消できるようになっています。
- 現在コロナの影響があるかと思いますが、教室はどのようになっていますか。
-
緊急事態宣言が解除されるまで、イベントや説明会、体験会など全てオンラインで行なっています。
- 教室や自宅等でオンライン教材を自習するスタイルでしょうか。
(小中学校のように教室で講義を一斉に聞いたりするスタイルではなく) -
はい、その通りです。
- 入会のタイミングは全員一緒ですか?ホームページに次の入会は●月●日と書かれていたので、次はこのタイミングで全員一斉に入会されるということですね。
-
はい、1ヶ月ごとに一緒のタイミングで入会をしていただいてます。
- 「仲間と学べる」とのことですが、これはどのように体現できますか。エピソードがあれば教えてください。
-
現在は同期の受講生を交えた勉強会のほか、オンライン人狼やオンライン格付けなど、プログラミングとは離れたイベントも開催しているので同期や専属のメンターとは違うメンターとも仲良くなることができます。
- みなさん違う大学生が集まっているので仲良くなれば横のつながりができそうですね。勉強会はどのように行っているのですか?
-
いまはオンラインになっていますが、週に2回「もくもく会」を行っています。
また「ゼミ」といって教材のわからないところを簡単に1時間半程度でまとめてメンターが教える勉強会を開催しています。 - 入会後から卒業まで何カ月所属することになりますか
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3ヶ月の所属になります。
- 完走率80%と書かれていますが3ヶ月で終わらないとどうなりますか
-
その後もアプリのリリースができるまで無料でGeekSalonを利用しても大丈夫です。
最終発表会の日程が終わると担当メンターは外れてしまいますが、アプリリリースまでGeeksalonを利用していただくことができます。(AppleStoreへの申請や無料掲載など) - 「完走率」について定義を確認させてください。
-
はい。所属期間の3カ月間ちゃんと学習を継続できたパーセンテージが80%ということです。20%の生徒さんは来なくなってしまう人もいらっしゃいます。
- 料金について教えてください。この低価格で参加できる理由を教えてください。
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ご好評いただいている受講生の皆さんの口コミが大きく回っているため。また、それに期待し、広告宣伝費に割く予算を極限まで下げて、サービス向上に注力しているためです。
GeekSalonでの学習方法について
ここでは学習方法についてお伺いしました。
- 教材について
教材の画面を見せていただけますか。ブログで紹介するため画面キャプチャをいただきたいです。 -
はい。
WEBコースがテキスト教材で、iPhoneアプリ開発、ゲーム開発は動画教材となっています。 - 疑問・質問はどのように解消できますか。教室やオンラインで質問できる環境はありますか。
-
はい、受講生1人に対しメンターが1人専属でつくのとslackに質問用のチャンネルがあるのでいつでもそこに質問できる形になっています。またZoomでやりとりしたり、面談をしたりしています。
教室ですと1度に3人~7人の生徒を1人のメンターが見ていましてメンターに質問できます。
- 面談はどれぐらいの頻度で何時間ぐらいやるのですか?
-
面談は定期ではなく受講生が希望するタイミングでメンターの予定と調整して1~2時間ほどかけて行っています。基本的にオフラインの教室には週に2回来てほしいと思っていまして、またオンラインだと週1回はメンターと受講生でやりとりするようにしています。
- 24時間質問OKの環境とのことですがどんなツールを利用していますか。(画面キャプチャをいただきたいです)
-
Slackを利用しています。
- 質問への回答のスピードはどれぐらいでしょうか?
-
明確な時間はないのですが、基本的に一時間以内に回答をするようにしています。
- 1時間は早いですね!
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メンターが何十人かいますので、Slackへの投稿に気づいた人が回答しています。
- メンターの数がめちゃくちゃ多いですね。年齢やキャリアについて教えてください
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基本的に全員大学生または大学院生で構成されています。
- 学習に必要なパソコンのスペックを教えてください
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WindowsでもMacでも構いません。iPhoneアプリはmacでしか作れないのでmacをご用意いただいています。
GeekSalonのコースについて
- 現状あるのは4つのコースでしょうか。(iPhoneアプリ開発/ゲーム開発/WEBサービス開発/WEB EXPERT)
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はい、その通りです。
- どのコースを受ける人が多いですか?
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Webコースが一番多いです。
Webコースは言語を4つ(HTML/CSS/JS/Ruby)学習するので汎用性が高いと思われてて受講する生徒が多いのかもしれません。逆に少ないコースはゲーム開発コースですね。 - 入会後3カ月間はどのように進んでいきますか?
-
Geeksalonに入っていただいてからの1ヶ月間は各コースの教材を学習しながら自分が作りたいプロダクトを専属のメンターと一緒に考える期間になります。そして2ヶ月目からはオリジナルのプロダクトを進めていくという形になります。
- 自分が作りたい企画やサービスやアプリを作っていくのですね。
-
そうですね。実現可能不可能はおいといて作りたいプロダクトをブラッシュアップして具体的にどんな機能作るか、スケジューリングも考えて、2ヶ月目から進めていくかたちになります。
- 生徒さんは最初から作りたいものを決めて入会してくるのですか?
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いいえ。これを作りたいと思って入会される方は少ないです。最初の1ヶ月でかたち作っていきます。
- 大学生なので大学の授業もありますよね。どのように日程を決めますか?
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大学の履修登録が済んでしまえば授業時間が固定されるので、それ以外の授業が無い空いてる時間を確認します。メンターと事前に調整して学習時間を確保して進んでいきます。
- 各コースのもくじをブログの読者にお伝えしたいのですが可能ですか
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はい、大丈夫です。
- ブログの読者にどんなものが作れるかを見せたいのですが、制作物サンプル(サイトやアプリ)のキャプチャをいただけますか?
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はい。こちらがサンプルです。
- 全体的な学習時間のめやす、確保しておいたほうが良い時間を教えてください
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Webサービス開発コースとWeb Expertコースの場合は1日あたり2〜3時間。iPhoneアプリ開発コースとゲーム開発コースは1日あたり1〜2時間程度が目安になります。
WEBの方がボリュームが多いので時間が多くなっています。
- 夏休みなど時間を多くとれるタイミングだとやりやすそうですね
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そうですね。説明会でも時間が懸念点になる事が多いようです。それで入会を迷われる方もいらっしゃいます。
- ゴールはアプリリリース、とのことですが詳しく教えてください
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iPhoneアプリやゲーム開発の場合はAppStore、GooglePlayにアプリをリリースするまでがゴールになります。Webの場合はオリジナルのサービスをインターネット上に公開(herokuとgitを使用)することがゴールになります。
- 企画、設計、コーディング、試験、公開まで行うのでしょうか
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はい、その通りです。iPhoneアプリですとAppStoreへのリリース申請をして、リジェクトされるというのが繰り返されることがありますので、問題なければAppStoreへ公開されます。
- 制作物の発表会について教えてください
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同期の受講生や、メンター、企業さんにお越しいただいて、その場で4〜5分程度でプレゼンをし1、2、3位まで順位と企業賞を決める形で行っています。
- 企業さんというのは?
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企業さんは何社か来ていただいて、毎日新聞様、朝日新聞様、IBM様とか来てくれたこともあります。その前でプレゼンを行います。企業の中にもエンジニアのインターンを募集しているところが何社かありましてインターンが決まったケースもございます。
就活やインターンについて
- 作成したアプリをもとに就活・インターンと書かれていました。どんな企業への就職ができたか、どんな職種で就職できたか、実績があれば教えてください。
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内定先実績
ソフトバンク、ヤフー、楽天、リクルート、Google、IBM、アイスタイル、あしたのチーム、UNCOVER TRUTH、エムティーアイ、スタートトゥデイテクノロジーズ、ソフトブレーン、mediba、、LINE、レバレジーズ、Loco Partners、ITプロパートナーズ、アトラエ、ネオキャリア、サイバーエージェント、サイバーバズ、シーエー・モバイル、PLAN-B、アクセンチュア、日本タタコンサルタンシーサービシズ、富士ソフト、デロイトトーマツコンサルティング、野村総合研究所、パーソルプロセスアンドテクノロジー、レイスグループ、ドトールコーヒー、トヨタ、富士通、ロレアル、イトクロ、ベネッセ、LITALICO、東京海上日動火災保険、日本精工、日本特殊陶業、Bloomberg職種は様々、エンジニア職から総合職まで幅広く。
大手志望の人もいるしベンチャー志望の人もいますね。 - GeekSalon様では就職支援(企業紹介、書類添削、面接指導など)はされていますか?
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GeekSalonとしては普段はプログラミング学習のみを提供しています。
過去にはGeekSalonの姉妹団体でエンカレッジとのコラボレーションで、就活支援のES添削、面談をやったことがあります。
最後に入会を検討している方へ、御社の思いや伝えたいことをお願いします!
弊社では、プログラミングを学習することで就活に生かすことであったり、スキルを身につけるとこはもちろん、小さな成功体験を積み重ねることによって自分自身に自信をつけてもらうことを一番の目標としています。私たちも、その小さな成功体験を少しでも積み重ねてもらうように全力でサポートしていくので、ぜひGeekSalonにお越しください!
GeekSalonインタビューを終えて
今回、初めてのZoomインタビューということで残念ながら教室の雰囲気や、参加されてる方の様子などを拝見することはできませんでしたけど、若いうちから自分のスキルを高めたい、人生を拓きたいと考えてる生徒が多いのだろうと思いました。
恥ずかしい話、自分の大学時代を思い出すと毎日ゲームと麻雀やって遊んでました。。
こうやって遊んでばかりじゃなくて費用を捻出して将来のために時間を投資している学生は、他の学生と比較して明確に違いが出てくるでしょう。
他のプログラミングスクールと比較して大きな違いはやはり「大学生限定」ということです。メンターも大学生なので年の近い先輩からプログラミングを教えてもらう形になると思います。なので気軽に学べる環境や同期の生徒とのつながりも期待できます。ただのサークル仲間、遊び仲間とは違って基準の高い仲間が出来るコミュニティなので、将来を前向きに考えている学生さんにこそお勧めしたいですね。