2024年11月のおすすめスクール

「プログラミングスクールからフリーランスへ」お気を付けください😥

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最近のプログラミングスクールの乱立とツイッターやSNSでのプログラミングスクールよいしょの風潮には辟易しています。

・好きな場所で好きな時間で働けるノマドワーカー
・会社に縛られたくないフリーランスで働ける

こういった美辞麗句に騙されてフリーランスを目指す人が多いので気を付けてほしいと思います。

このような謳い文句でスクールへの入会をおすすめ(とかいうレベルではなくもうこれは煽り)する記事やSNSアカウントを多く見かけるようになりました。

私のもとにも質問が来ることがあります。

・未経験なんですけどプログラミングスクールで学習してフリーランスを目指せるか
・未経験だけど将来は案件を個人で獲得していきたい、自由な時間で働きたい

ということで今日の記事は未経験からフリーランスになるまでどれだけ大変かをお伝えしたいと思います。

目次

ふわふわキラキラした言葉に騙されないで

誰でもフリーランスに憧れることはあるでしょう。次のような言葉やシーンを見たことはありませんか。

・働けば働くほど収入は青天井で増える
・満員電車に乗って会社に行かなくてよい
・大学での学びなんて無駄、それよりフリーで働いて実学を学びたい
・会社に束縛される数十年なんて耐えられない
・会社が評価するんじゃなくて、お客さんに適正に評価してもらえる
・近所のスターバックスで過ごしながら働ける
・旅行先のカフェのテラス席でMackbookを広げて仕事をするワンシーンw

そしてこう思うのです。

ツイッターで尊敬するあの人が言ってたから間違いない!自分もなれる!

プログラミングスクールにもフリーランスコースがあるし、ツイッターで案件獲得のツイートもよく見かける!

自分もそうなりたい!🌟✨

意欲があるのはとてもよい事ですしチャカす気はありませんが、現実はそうあまくないです。

ツイッターの尊敬するあの人も、プログラミングスクールも、誰もあなたのフリーランス人生の保証をしないし責任も取りません。彼らは自分のために言ってるだけ。

だからフリーランスになるまでにどんなことがあるのか、なってからどんなことがあるのかをお伝えしたいと思います。

誰でもフリーランスにはなれる

別にプログラミングの知識も実績もなくてもフリーランスにはなれます。

管轄の税務署に行って開業届(青色申告の申請書)を出してくればよいのです。私も当初は個人でしたので税務署の職員に聞きながら書類を書いてだしました。屋号も考えてね。これで公に開業になります。開業から3ヶ月以内に出すのがルール。出さないとその年の確定申告は白色申告になっちゃう。

どうやって仕事を受注するの?

フリーランスになるということは仕事を受注しなくては生計が成り立ちません。企業から受注するのか、個人から受注するのか。どのように営業活動をするのか、ツテはあるのでしょうか。

ランサーズやクラウドワークスといったWEB上で自分自身を出品して購入してくれる人を待ったり、掲載されている案件に自らオファーしてコンペに参加することで受注できる場合もあります。

仕事が受注できない!😥案件受注の落とし穴

最も案件獲得のハードルが低いと言われるランサーズ、クラウドワークスでの受注ですが、未経験からプログラマーになった場合は「実績」が乏しいです。発注側は今までの活動履歴や実績、提案された価格、評価の★の数などで発注者を決めます。

そうするとベテラン勢が多い中であなたに発注する理由がありません。実績がない方が案件獲得するには相当価格を下げて厳しい条件のもとに獲得を目指すことを強いられます。

プログラミングスキル以外の大変さ

仕事を得るためにはお客さんに納得してもらって、お金を払ってもらう必要があります。

交渉力や説明力は必須。見積り、書類作成力、契約行為、請求行為などもやらないといけません。

トラブった時もすべて自己責任です。失敗したらお客が怖い人で損害賠償とか言ってくることもあります。

案件受注後から納品してお金を貰うまでの大変さ

フリーランスは全て自己責任です。低価格で受注したら思った以上に作業量が多かった、力量不足でできない、納期までに間に合わない、納品後にバグが出た。。要は大変なワリに合わないこともあるのです。

最初のうちは見積もりもあまくて失敗プロジェクトになる場合もあるでしょう。
それらを覚悟してできますか、ってことです。

逆に作業量以上の期間と価格のオファーを出して通った時は、まさに自分のペースで、好きな時間に働いて、お金もたくさんもらえることもあるんですが。

プログラミングスクールでもフリーランスコースが消えていく

以前、大手のプログラミングスクールで「フリーランスコース」を設けていたスクールがありましたが、やはり未経験から期間内に案件獲得するまで行くのは難しいと。

そういう結論でフリーランスコースを無くしたスクールもあります。

一方で「副業コース」が目立つようになってきました

会社員は辞めないで、プラスアルファの収入を得るための副業。あるいは主婦業の傍ら自宅でできる仕事としてのプログラミングの副業コースが増えてきています

仕事があるのは景気が良い時

フリーランスは景気に左右されます。IT業界ってモノゴトを便利にしますが、面倒な手作業でやればシステム化しなくても何とかなるケースが多いですし、外注せずに時間をかけてでも自分で対応しようとする企業も出てきます。

仕事があるときはいいけど、無い時は仕事量が狭まります。ますますベテランのフリーランサーしか採用されなくなるでしょう。

会社員だったほうが楽だったな

私自身はもと会社員でSEをやっていました。仕事が無い時でも毎月給料があって、年2回のボーナスも貰えて、福利厚生があって、有給休暇がありました。まぁ月100時間の残業も珍しくはなかったけど。今になってその権利を手放したのはもったいなかったと思うこともありますよ。「自由になりたい」とか言って会社を飛び出したんだけど(笑)

だから覚悟がある人だけフリーになればいいと思います。

いったいいつまで働くのか?

技術が好きな人はいいと思いますが、IT業界はスピードが速いです。

言語も新しい物がでてくるし、トレンドもあるし、フレームワークも新しくなっていくし、プラットフォームも増えるし。

60歳まで貪欲に新しい技術を身に着けていけるか、年取った時でも仕事をいただけるようにするのは大変です。

会社員であれば40代以降は管理職になり若手の社員を管理する側になります。技術ではなくて今までの経験、人脈、顧客との関係性で仕事ができます。フリーランスはそうはいきません。

また60歳で定年退職てこともありません。フリーランスは生涯現役か、それまでにたくさん稼いでセミリタイヤするか、他の事業から収益を上げられるようにするか。

長期的な人生計画が必要になるでしょう。私自身もいまそこの計画をしなきゃいけないと思っている年ごろです。

プログラミングスクールでフリーランスを目指す方への助言

フリーランスは色々無理だ大変だと言ってきましたが、それでも目指したい方もいると思うし、年齢的に就職が厳しいからフリーランスへという方もいると思うので、助言もしておこうと思います。

プログラミングスクールに通えばフリーランスになれると思わない事

スクールは正直言って高額な習い事のレベルです。学ぶ内容はしっかりしていますが3ヶ月そこらの学習でフリーになれるだけのスキルは身に付きません。

スクール3ヶ月→就職して1~2年、ここからフリーランス

フリーランスとしてやっていくレベルになるには1~2年は必要だろうと思います。その間でどれだけ密度の濃い人生を過ごせたか。自信が付いたら独立するのも悪くないと思います。

仕事を受注する手段

ランサーズ、クラウドワークスで仕事を受注する以外の手段を紹介しておきます。

フリーランスの派遣会社に登録する

フリーランスの人に変わって営業活動をしてくれる会社があるので、そこに登録。ただ実績が無いと案件を振ってもらえないから初心者は難しい。就職して1~2年のキャリアが出来たら活用していこう。

オフラインの会に参加して自分を売り込む

いわゆる異業種交流会に参加しよう。都会だと若い人も多いけど都心から離れるととたんに40代以降が増えます。IT系は少なくなります。そこで自分を売り込むことに成功すれば仕事をくれる場合もあります。しかし彼らは皆フリーや中小企業の人たち。貰える案件はホームページ制作とかそのあたりしかないかと。

IT系の制作会社にアプローチ

異業種交流会に行くとIT企業を経営してる社長とかたまに参加しています。彼にアプローチをして下請けとして仕事をふってもらえないか、チャレンジさせてもらえないか、言っておくとよいです。

ただ1回の交流会参加でガバッと食いに行くのはバカのやること。継続的に1年ぐらい参加したり、名刺交換した人とたまに連絡を取ったり。そういうことが出来る人に仕事が来ますね。

HP、SNSは当然やろう

これに関しては何も言うことはありませんが。自分の営業用のHPやツイッター、Facebookアカウントは整備しておきましょう。あと名刺も当然作る事です。

身なりは整えよう

フリーランスだしIT業界だからという理由で私服で仕事をする人が多い業界です。けど仕事をくれる人や企業はあなたの見た目で判断する場合もあります。未だに古臭いと思うなかれ。それで仕事のチャンスが減るぐらいだったらスーツぐらい着とけってことです。

スクールもいいけど独学力を身に着けよう

プログラミングスクールで学ぶことは初心者がプログラミングの初動の難しさを乗り越えるのにとても役に立ってくれると思います。
私たちのような古い人間は昔は書籍を購入して、それを手打ちで学びました。PCの横に書籍を広げておいて読みながらPCを打つのは結構面倒でした。それをやれとは言いません。

スクールなら同じPC内で教材を閲覧して、コピペもできるし、作業はしやすいはずです。

わからない部分は先生に聞いて解消できますからすぐに諦める人も少ないでしょう。

そこで養ってほしいのは独学力です。スクールは数か月で終わります。なのでその後もオートドライブできるように課題や問題やバグやエラーを解決できる力を。スクール中に身に着けましょう。

年齢的にスクール卒から就職が難しい方は

30代になるとプログラミングスクール経由で就職するのが非常に難しくなります。未経験でスクールで数か月学んで就職、これは企業側も採用しにくいです。30代より20代の方を採用したいですよね。

30代中盤以降の方はやむを得ず個人事業主になるでしょう。自分でアプリやサービス(WEBサイト)を作って作品をリリースすることです。誰かに仕事を発注してもらうのではなくて、自分の商品を売る、これもフリーランスの1つです。

メリットもあります。それは誰かに納品するものじゃないので自分のペースで自己責任でできる、てことです。本業の収入がある傍らで副業として始めるのがオススメですね。

リリースした製品が認められれば将来的に企業から仕事依頼の打診があるかもしれません。

プログラミングスクールからフリーランスへのまとめ

1人立ちして独立するってことは、プログラミング以外の、計画立案、見積、交渉、コミュニケーション、契約行為、納品、請求、お金を貰う所まで全てをやらなくちゃいけません。

それにスクール卒からすぐにフリーランスになるのは困難ですので、1~2年は就職してプログラミングのスキルだけでなく社会人としての経験を積みましょう。

またフリーランスになった後も勉強は続ける必要があり、人生計画もぬかりなくやらねばなりませんね。

ということで、とりとめもなく、以上です!


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