私はもともとメディア運営を事業として複数のサイトを展開してきた経験があります。
このブログはプログラミング関係のブログですが、プログラミングで作ったサービスとかアプリとかいずれWEB集客をしていくことになると思うので、SEOとはどこかでは繋がっているのだろうと思います。
そんななかで今までSEOに関する記事をアウトプットしたことは無いのですが1度整理して公開しようと思います。
SEOといえば検索エンジン最適化ということで今ではGoogleの検索結果上位表示を目指すコトと言い換えてもよいかもしれません。
Googleのアルゴリズムには検索順位に影響を与える事が200以上あると言われていますが、今日はその中で最も重要なうちの1つであるサイトタイトルに関してお伝えしていきます。
そもそもGoogleが目指しているモノとは
Googleは海外の企業ですが当然営利企業で収益モデルは広告が主だと思います。つまり無料でユーザーに良いコンテンツ・サービスを提供して、そこに広告を掲載することで広告主からお金を頂いている形です。
例えば検索エンジン、グーグルマップ、Gmail全部そうです。そういうことからするとGoogleが目指しているのはユーザーにとって便利で使いやすて役に立つものであること、となります。
これを念の為、頭の片隅に置いておくとよいと思います。
記事タイトルの重要性
まず記事タイトルが何を意味しているのかといいますとWEBページ(ホームページとかサイトとも呼ぶ)のあるページのタイトルタグで囲まれた部分のことです。
<title>ここがタイトル</title>
記事タイトルというか単にタイトルとも呼びますしサイトタイトルと呼ぶ人もいるかもしれません。
HTMLについて詳しく知らない方も多いと思いますので、記事のタイトルと考えて頂くのが良いでしょう。
で、ここに記述した内容はGoogleの検索結果画面に以下のように表示されます。
またブラウザでこのページを見たときに一番上に表示されるのもタイトルです。
タイトルはこのページ(記事)に何が書かれているかを端的にユーザーに示す文章です。この文章を読めば「あ、このページに自分が欲しい情報があるな」「興味深い内容がかかれていそうだぞ」「探していた答えが見つかりそうだ」と思ってもらえることでしょう。
先程も書きましたがGoogleはユーザーに便利なものを提供することが大前提になっています。なので検索結果にもユーザーが求めている(であろう)サイトをランキング形式で表示させることになります。
ユーザーが見ている方向とGoogleが見ている方向は概ね一緒であると考えて良いでしょう。
ユーザーはタイトルを見てクリックしてサイトへアクセスしてきますので、ユーザーが求めているサイト、タイトル、ユニークで興味深い、よく読まれる、そんなタイトルを作ることが重要になってきます。
また実はSEO的な意味合いじゃなくてもサイトタイトルはとても重要です。検索結果に表示されるのは以下のようにタイトルと説明文です。検索ユーザー達はこれらの文字を見て「おもしろそうだ」「欲しい情報がありそうだ」と思ってクリックしてくることでしょう。
なので興味を引くような、それでいて埋もれないタイトルを目指したいところです。
私がタイトル作りにかける時間
これからタイトル作成のノウハウをお伝えしていきますが、全部やろうとすると非常に時間がかかります。いくつか10個ぐらい候補を考えて、そこから絞り込んでいくやり方をしています。
1日2日考えてようやくタイトルが決まることも多いです。SEOで最も重要な要因の1つなのでそれぐらい時間をかけてじっくりタイトルづくりをしたほうが良いと思っております。
Googleが推奨するタイトルタグの中身
タイトルを決める前に、ブログやサイトでのタイトルタグの記述のルールをお伝えします。
サイト名 | 説明文
サイト名 – 説明文
サイト名のみ
下層ページの場合
記事タイトル | サイト名
記事タイトル – サイト名
カテゴリーページの場合
カテゴリータイトル | サイト名
カテゴリータイトル – サイト名
このようにするのが望ましいです。(当ブログはそのようになってないのですが、これは意図的にやっていますので参考にしないでください。)
よく見ると タイトルタグの中身は「前半」と「後半」に分かれていて、それを半角の | や – でスペース付きで接続しています。
どちらでもよいのですが最新のWordpressでは – が使われるようになりましたね。なので世界中のトレンド的には – を使った方がよいだろうと思っています。
サイト名がよく認知されているサイトだと、記事タイトルの後半にサイト名を付けた方がいいですよね。
SEOを意識したサイトタイトルの作り方
では、ここから具体的にタイトルの作り方を7個紹介していきます。
①タイトル=記事の内容
記事の内容を端的に表したものがタイトルになる、という話はしました。ということは良いタイトルを書こうと思えば、良い記事を書かないといけないですね。タイトルが先かコンテンツが先かという話は別にどちらでもいいです。
ということは良い記事を書くためのコンセプトやコンテンツの企画なんかも考えないといけないので、タイトルさえ良ければ全てOKという訳では勿論ありません。
②ユーザーのことも、Googleのことも考える
私達は誰のために記事を書いているのでしょうか。それは見てくれる検索ユーザー達のために書いているわけです。もっともそれで商品を売りたいと思っているのなら自分のためかもしれないし、依頼主のためかもしれませんが。記事の内容に関してはそもそも読んでくれる人のためじゃなければいけない、これは最重要だと思います。(どんな記事を書けば良いかはまた別途お伝えします)
当ブログは自分のための備忘録を投稿している場合もたくさんありますが。
③狙っているキーワードは左側に寄せる?
これは昔から言われている事なのですが狙っているキーワードはタイトルのなるべく左側に寄せるのが初心者には良いかと思います。
例えば「離乳食」というキーワードで検索してみましょう。そうすると以下のように出てきます。
離乳食というキーワードがタイトルの一番左から始まっていると思います。このように検索キーワードは検索者が必要としている情報ですので、左側に詰めるのが基本です。
しかし必ずしも一番左側に来ていないタイトルもあることに気づくと思います。今のSEOではGoogleが記事内のコンテンツを見て「離乳食」に対して最適と思われるものを上位表示させているので一番左じゃなきゃ駄目だ、という訳ではありません。
かといって一番最後にキーワードが来てしまうのも違うと思いますね。なるべく左側にあるのが自然ですね。あえて一番左側に寄せないというテクニックもありますが一番左側で問題ないのなら一番左に入れておきたい(少しでも加点の可能性があるならそうしたい)という感じですね。
④主キーワードの複合キーワードも含める
例えば「レンタルサーバー」というキーワードで上位表示したい、という場合、この複合キーワードもタイトルに入れる事を推奨します。
※この辺からキーワードの選び方のレクチャーにもなっちゃっています
こちらはGoogle Adwordsのキーワードプランナーを使った画面です。
レンタルサーバーの複合キーワードとして次のようなものが出てきます。右側の数字は月間検索数(予測)です。
レンタル サーバー 14800
レンタル サーバー 比較 5400
レンタル サーバー 無料 2400
レンタル サーバー おすすめ 1600
レンタル サーバー ランキング 1300
レンタル サーバー wordpress 720
レンタル サーバー と は 720
gmo レンタル サーバー 480
レンタル サーバー ロリポップ 320
レンタル サーバー さくら 320
レンタル サーバー マイニング 210
これはどういうことかというと「レンタルサーバー」単一で検索している人は14000人ほど居ますが、このキーワードを入力した人の背景としては「あまり検索に慣れていない」人だったり「なんとなく調べてみよう」という人だったりします。要望が明確化されていない人たちとも言えます。
要望や意識が明確になるほど検索キーワードが複合になってくるからです。
それで複合キーワードの方を見てみますと、「レンタルサーバー」に興味を持っている人はどういった情報を知りたいと思っているか潜在的な要望を表していると言えます。
この中で一番多いのが「比較」です。レンタルサーバーに興味を持ってる人はいくつかの会社を比較したいと思ってる人が多い事がわかります。なので多数派である「比較」を意図的に外す理由はありません。彼らを無視してはいけない、とも言えます。
なのでタイトルに入れるキーワードは「レンタルサーバー」「比較」「無料」「おすすめ」「ランキング」これらのキーワードをいくつか含めていくのが望ましいです。
例)
レンタルサーバー30社を比較!無料・有料おすすめランキング
簡単に考えたものですけど、こんな感じのタイトルを考えるかもしれません。
もう1つの複合キーワードの選び方
例)
「ヘアオイル」
キーワードを狙いたい場合を考えてみます。
Googleキーワードプランナーに入力してみましょう。そうするとこれだけたくさんのキーワード候補が出てきます。
その中から以下をピックアップしました。
ヘアオイル おすすめ 8100
ヘアオイル おすすめ 安い 1000
3語目キーワードとして「安い」が出てきました。しかもこれを含む月間検索数が1000もあります。
さっきは複合キーワードの選び方として
レンタルサーバー B
レンタルサーバー C
レンタルサーバー D
となってたらタイトルは「レンタルサーバー A B C D」みたいな感じで作りました。けど今回は違います。
ヘアオイル B
ヘアオイル B C
となっています。3つ目は「ヘアオイル おすすめ」をさらに深掘りした「安い」が出てきていることに注目です。
このような場合は
”ヘアオイルのおすすめをご紹介!安いのに高品質、私が使って良かったのはコレ”
こんな感じのタイトルを即席で考えてみました。
例えば1語のキーワードを狙うのはちょっとライバルが多いなと。思う方もいるでしょう。まだブログを始めたてでSEOもよくわからない。ライバルが多いキーワードは避けようかな‥という試みもありますよね。そこで1語ではなく2語のキーワードを狙って上位表示しようという事は普通にあり、「ヘアオイル おすすめ」で最終的には上位表示したいけど、その前に「ヘアオイル おすすめ 安い」で上位表示できたらいいな、という取り組みになります。
「ヘアオイルおすすめ」より「ヘアオイルおすすめ安い」のほうが上位表示の難易度は楽です。なのでまずは「安い」を含む3語で上位表示を狙うべきで、それが達成したら2語で上位表示を狙う順番になるのが基本です。地区予選で1位になれずして県大会で1位にはなれないのと一緒です。
このへんのもっと詳しくはキーワードの選び方の記事で書こうと思います。取り急ぎタイトルの作り方としてはこのようにキーワードを入れていくということを覚えておけばよいでしょう。
⑤文字数は32文字ってほんと?
Googleによるとタイトルは端的でわかりやすいものがよい、と発表されています。Googleの検索結果を見るとパソコン画面だとだいたい35文字未満、スマホの画面だと全文が出てることでしょう。
途中で途切れちゃうのはあまり見栄えが良くないし検索ユーザーが読んで意味が通じない場合があるので、途切れないように字数を収めるのがセオリーです。
検索結果画面に何文字まで表示されるか、というのは時代により異なります。30文字しか出ない時代もあったし、最近は35文字ぐらい出る場合もあります。なので安全と最新の状況を見てご自身で文字数を決めればよいでしょう。
ちなみに記号(- @ !)などは文字幅が狭いのでけっこう寄せられたりします。
かといって短すぎるのも勿体無いです。せっかく30字あたりまでOKなんだからたくさん書いたほうが検索結果画面に表示される面積も増えるってもんです。
⑥日本語として意味の通じる文章に
タイトルは記事の内容を端的に表現する文章です。けれども前章でいいましたように文字数はだいたい30字ぐらいにする必要があるでしょう。なので頑張ってこの文字数に収めようとすると意味の通じる文章になりにくい場合があります。
このブログは「プログラミングスクール」について書いてるブログなので、勿論このキーワードを入れてはいますが「プログラミングスクール」だけで11文字も使っちゃってます(汗
だからタイトルを考えるのは結構難しいんです。
キーワードをいくつか入れて、30字程度にして、意味の通じる文章にするには経験と技術が必要ですね。
⑦似たようなタイトルは要らない
自分が狙おうとしているキーワードをGoogleに検索窓に入れて検索してみましょう。そして1位~10位まで出てくるサイトタイトルを見てみましょう。
彼らはいわばライバルです。そのライバルと似たようなタイトルにはしないことをおすすめします。タイトルが似るということはつまり中身も似ることになりがちです。似たようなコンテンツでは先に書いた彼らより評価されることはありません。(まぁ実際はあるんだけど)
あなた自身のオリジナリティを発揮できるコンテンツとタイトルにすべきです。
ということで以上7つ紹介しました。
SEOは常に動いていて不変ではない
問題はSEOにはトレンドや時代によってGoogleが重要視するポイントが変わったり重み付けが増減したりすることがあるということですね。
今これで正解と言われいてるやり方が今後ずっと正解かどうかはわかりません。そんなときはもう1度「ユーザーのために」という部分に立ち返ってタイトルを考案するようにしていけばよいでしょう。