この記事では専門卒、大学卒でプログラマーとして就職するためのイロハをお伝えしています
新卒でプログラマーになることは、決して難しいことではありません。
その理由は、新卒の場合には、全員が学生で社会人として働いた経験がないため、中途採用と違いプログラマーとしての経験とか実績などが採用の際にはあまり考慮されないためです。
しかし、プログラマーとして新卒採用されるためには、プログラミングを全くしたことがない経験値ゼロの人よりは、基本的な部分だけでもプログラミングをかじったことがある人や、プログラミングスクールに通って勉強しているという人の方が、企業にとっては採用しやすいものです。
新卒でプログラマーとして就職するには
新卒でプログラマーとして採用される方法大きく2つ考えておくとよいでしょう。
普通にエントリーして採用までの手順を踏む
1つ目の方法は、システム会社、情報系会社などにエントリーして新卒採用試験を受けるという方法ですね。
まず新卒募集要項をチェックしてエントリーし、説明会や新卒採用試験を受け、面接試験を数回クリアすれば内定となります。
新卒採用の良い点は、どのタイミングで内定をもらっても実際に働き始めるのは年度が替わった4月1日からという点です。
採用されたからすぐに働き始めなければいけないということはなく、学校卒業に向けて、また入社までの準備期間があります。
インターンOKな企業でお試しから
2つ目の方法は、アルバイトやインターンなどその企業で実際に働いてみてから正社員として採用されるという方法です。
これは少数派な方法なのですが、企業としては実際にアルバイトやインターンなどで働くことによってどんな人物なのかを理解しているため採用しやすいというメリットがあります。
また学生側も職場の雰囲気や仕組みを理解しているので、入社後に失敗したと思う例が少ないというメリットがあります。
勿論必ずしも採用されるわけではなく、企業の求める人材像を満たしていなければなりません。
新卒からプログラマーの仕事をどうやって探す?
新卒ということになると学校に求人が張り出されてたり、案内が来たり、説明会を開催することもあるので情報のアンテナを張っておくことをお勧めします。
サイトに登録するのが一般的
新卒プログラマーの求人は、新卒向けの就職活動サイトなどを使うと簡単に見つけることができます。
まぁいわゆるリクナビ20XXとかマイナビですね。転職サイトのほうと間違えないように。新卒専用のサイトがあるので。
こうしたサービスを利用すると、膨大なデータベースの中からプログラマーの求人をピンポイントで絞り込んで見つけることができるだけでなく、職場のロケーションやどの沿線沿いで働きたいかなど、複数の条件によって求人を絞り込めます。
一つ一つの求人情報をじっくり熟読しながら決めるのも悪くありませんが、プログラマーの新卒求人はたくさんあるので効率的な探し方をする方法がおすすめですね。
直接企業のWEBサイトを見る
特定の企業で働きたい場合には、企業のホームページをチェックするという方法もアリでしょう。
多くのIT企業では、新卒採用求人のエントリーをホームページからできるようになっていたり、質問などもメールを使えるシステムとなっています。
企業に電話をかけて問い合わせることにハードルを感じている人にとっては、とても便利な方法ではないでしょうか。
学校からの情報を活用する
大学の中にもキャリアセンターとか就職課など新卒就職活動をサポートする部門があります。
こうした部門に相談すると、大学のOBやOGが働いている職場を紹介してくれるので、実際に働いている人の話を聞くことができる他、どんなふうに応募するのかについても情報収集ができます。
OBやOGの中には、募集要項をプリントアウトして持ってきてくれる人もいるので、とても頼りになる仕事探しの方法だと言えるでしょう。
新卒なので資格などはあまり見られないが
プログラマーが取得できる資格やキャリアアップに役立つ資格などはたくさんありますが、資格がなければプログラマーとして働けないという資格はありません。
そのため、IT系資格を持っていなくてもプログラマーとして採用されることは多いですし、新卒採用の場合には特に、こうした資格を持っていなくてもハンデになることは少ないでしょう。
実際私自身も情報処理技術者の資格を持っておらず(恥ずかしい)、新卒で入社した1年目に取りました。
ただし、もしもIT系の資格を持っていると、それが採用の際に有利になることは間違いありません。
特に専門学校卒の場合は資格がないと大学卒の人材と同じ職種に応募した場合には戦いになりません。
資格があるということは、その分野において一定レベルの知識があることを証明できるということなので、新卒就職においては面接担当に関心を持ってもらうことができるでしょう。
資格以外に何が必要?
新卒就職でプログラマーになるためには、特別な条件などはありません。文系や理系などは関係なく、論理的な思考ができる人ならプログラマーとして働き始めた後でも本人次第でステップアップすることができると言われます。
ただし、持っている必要はないけれど備わっていると役立つというスキルはあります。
例えば、コミュニケーション能力がある事とか、体力がある事ですね。
プログラマーのお仕事は、基本的にはパソコンに向かって一人で黙々とソースコードを組み立てることですが、他のエンジニアやプログラマとコミュニケーションを取る機会はたくさんあります。
そのため、コミュニケーション能力が備わっている人の方が、企業で働き始めた後には環境に馴染んで仕事にもプラスの影響が期待できるのです。
私は人と話をするのが苦手で、しゃべらないと思ってエンジニアになったのに、しゃべる機会が多くて大変でした。。
プログラマー就職や面接に向けての準備
プログラマーの就職試験に向けて準備できることはたくさんあります。
プログラミング経験ゼロでは話にならない
まず1つ目には、プログラミング言語について学習することが挙げられます。
情報系の大学なら普通に何かしらの言語を扱って授業が行われているでしょうし。
これまでプログラミングの経験がない学生の場合には、プログラミングスクールに通うとかオンラインの学習サイトを利用するなどして、効率的にポイントを押さえた学習をするのがおすすめです。
どんな言語を学ぶのかという点は就職にはそれほど大きな影響があるわけではありませんが、スキルを身に着けようと努力しているという点は面接担当に高く評価されるでしょう。
ちなみに初心者にも勉強しやすくニーズが高い言語には、Ruby、PHP、Javascriptなどがあります。
時間があるならIT関連資格の取得を
その他、もしも可能ならIT系の資格を取得しておくこともおすすめです。基本情報技術者試験や応用情報技術者試験などは、独学でも取得可能な資格で、持っていることで就職試験の際には高く評価されます。
プログラミング言語を習得したら、ポートフォリオを作成して面接の際に持参することもおすすめです。
ポートフォリオは自分のプログラミングスキルを表現する理想的な材料となるので、恥ずかしがらずにぜひ持参したいですね。就職試験に向けてポートフォリオの準備をしておいてもよいでしょう。
新卒採用面接のコツ
新卒就職試験では、筆記試験の他に面接試験があります。
面接試験では、採用担当の前で自分をアピールするための機会なので、自信をもってどこをどんな風にアピールするのか事前に練習しておいたほうがいいです。
志望動機
面接時に必ず聞かれる質問には、志望動機があります。会社への志望動機、職種への志望動機など。
志望動機は、どうして自分がプログラマーになりたいのかと思い始めたきっかけや理由を答える人が多いのですが、それではパンチ力がありません。
自分の将来のビジョンを語る事、どんな働き方をしたいか、将来はこういうプログラマーになりたいので志望しました、という方がポジティブで面接担当には好感を持ってもらえるでしょう。
自分のビジョンと動機がリンクしてない人が多くて、即席で作った動機なんだろうな、と思われる人が多いので気を付けてください。
企業研究はかるく
また面接の前に、試験を受ける企業について簡単に事業内容を把握しておくことも大切です。
最近ですとサイトから一気に何十社とエントリーするのでしょうけど、その際には企業研究だのする必要はありません。
入りたい企業があるなら別ですが、企業研究なんて面接が決まってからでいいんですよ。爆
その企業の製品やサービスに特化したコメントを述べたり、ヨイショする必要はありませんが、企業の雰囲気や方針に沿った内容の回答ができるように、面接前には企業の事業内容や事業所の場所などについてリサーチすることをおすすめします。
HPなどを見てリサーチしても大して理解できないと思いますし。
その企業ではスマホのアプリ開発しか行っていないのに、面接のときに「UNIXの開発に携わりたい」なんて言っても「うちではしていません」と切り返されてしまうようなミスだけはしないように。
という感じです!
ぜひ技術力を磨いて自信をつけて就職活動を頑張ってください!